一酸化炭素中毒は怖いんです

あごひげあざらし

2010年05月30日 17:14

今日のニュースで非常に痛ましい事故が出てました。
キャンピングカーの中で一酸化炭素中毒でお亡くなりになった親子の話です。
キャンカーの中で練炭を使用して焼肉をしたのが原因じゃないか、とされてます。ご冥福をお祈りいたします。

ホント、一酸化炭素中毒は怖いんですよね。一酸化炭素を吸うと、す~っと意識が遠くなる感じで寝ちゃうんだそうです。脳に酸素が供給されなくなるため、短時間で命を落としてしまうんですね。

消防団に入っていると、残念ながら火災でお亡くなりになってしまう方を目にしてしまう機会もあるんですが。
焼死というより、一酸化炭素中毒やガスを吸い込んで動けなくなってしまって亡くなってしまうことのほうが多いようです。煤で肌は黒くなっていますが、肌が焼け爛れているような感じは見受けませんからね。

で、今回はキャンピングカーでの事故。後部の窓は小さく開いていたそうですが、換気不足だったんでしょう。
密閉性の高いキャンピングカーでは、練炭は危険な感じですね。炭火も同様です。ガスやガソリンに比べると一酸化炭素中毒を起こしやすい燃料ですから。
ガスコンロやガソリンコンロなら酸素が少なくなれば火が消えちゃいます。ガソリンやOD缶、カセットガスなら、火が消えて燃料が出っぱなしになれば臭いや音で気がつきやすいんですが、練炭や炭は音も臭いもありません。知らないうちに動けなくなってしまうんでしょうね。

キャンプでは炭火はポピュラーな燃料です。BBQには必需品ですからね。
今くらいのシーズンであれば完全に密閉したタープの中でBBQというのは少ないでしょうが、冬キャンプの場合要注意ですね。寒いので、タープをクローズにしていることが多いです。それに燃焼式のヒーターを使うことも多いですし。寒くても換気用の隙間は必ず作っておきましょうね。


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