キャンプグッズのエトセトラ

すでに１１年目に突入する我が家のヴォクシー。走行距離こそ少ないものの（約７万キロ）、やはり経年の劣化は否めない。ステアリングからここ２ヶ月くらいの間に「カラカラカラ」という音が時々してます。特にエンジンが冷えている時に気になってましたね。

で、１１年目の車検を前にネッツトヨタ千葉へ点検に出したところ、ドライブシャフトの交換が必要、とのこと。
７万キロで！？というのが正直な感想。しかもシャフトブーツに破損や亀裂は見当たらず、シャフトがダメになっているそう。
ブーツが破れてグリスが流出したわけじゃない。ローダウンしているわけでもない。ノーマルの足のまま。それでも交換が必要だって。ベアリング交換じゃなくシャフト交換は正直痛いです。


今まで数台の車を乗り継いできたけど、これは初めてのことです。走行距離１０万キロ以上になった車でもシャフト交換をしたことはなかったですからね。
さらに、ディーラーの担当者の言い方もカチンとくるものがありまして。ウチでやらないで地元の安い業者さんに出せばいいんじゃないですか、みたいな言い方。その言い方にかなり刺があったんですよ。
面倒見る気はない、というふうに受け取れました。（最初からこの担当はあまり信用できないと思っているので、ディーラーを使ってこなかったのもありますけど。）あんたのところで買った車ですが！？
リビルト品で、などという提案もありませんでした（ディーラーはリビルト品使わないのかな？）。

そこでネットで「ヴォクシー　ドライブシャフト」「ヴォクシー　ドライブシャフト交換」「ＡＺＲ６０　ドライブシャフト交換」などでググると出てくる出てくる、ドライブシャフトの不具合。かなりの台数がシャフト交換になってるようですね。
５万キロ・５年間の保証期間内での交換も数多くあり、ヴォクシーのドライブシャフトが弱いというのは車屋さんの常識のようですね。多くは保証期間が終わった頃に出てくるようですが（ということは保証しているだけの耐久性はある、ってことになるのかな？）。ついでにもう一つ、ウォーターポンプも耐久性が低いようでかなり交換しているという記載が見つかりますね。ウチのヴォクシーもウォーターポンプが交換となってましたよ。
機械ものなので壊れたり消耗することは必然ですが、現代の日本車の一般的なレベルと比べると劣化が早い、という印象ですね。

さらにリビルト品を扱う業者さんのサイトでは、多くのお店で在庫品の例としてＡＺＲ６０・ＡＺＲ６５ノア・ヴォクシーのシャフトあります、みたいに書いてます。新品では約７万円するパーツもリビルトでは１本１２０００～１５０００円程度で販売してますね。直接比較はできないものの、他車に比べると安いんですよね。ある業者さんのサイトでは「在庫多数」って。。。。。。どれだけ需要があるんだ、って感じ。

リコールにはなってませんが、購入後２～３年でシャフト交換している人もちらほらいるわけで。パーツの脆弱性はメーカーも認識していると思いますが、どうでしょう？

結果、ドライブシャフト交換で約１８万円、ウォーターポンプ周りで約３万５千円の見積もりとなり、今回の車検見積もりはしめて約３５万２千円！！１１年目の車の車検代としてはかなり悩むところです。

ダメモトで、トヨタの問い合わせフォームから、劣化すんの早くない？的なメールを送ったところ、ディーラーを通してください。保証期間が過ぎてるので有料です、みたいな返答。一応コピーしときます。
「弊社といたしましては、保証書のもとに販売店を窓口として判断して修理対応をさせて頂いておりますが、保証期間が過ぎた場合には有償修理となりますとしか回答いたしかねます。」

いや、そういうことじゃないんだけど。。。。。あまりよく伝わらなかったのか、そういう返答が決まりごとなのか、定かじゃありません。１０万キロ以下の走行距離で、交換している車が多すぎませんかね？という趣旨だったんですけどね。リコール、もしくはその一歩手前位のレベルだとは思うんですが。

これ以上ゴネてもただのクレーマーになってしまうと思いますから、ディーラーと相談は一応しますが、友人の修理屋さんでリビルト品を組んでもらおうか、と思う次第。ドライブシャフト・ウォーターポンプともに、リビルト品の購入には困らないようですからね。在庫多数っていう話ですから。

正直なところ、このヴォクシーという車、欠点はあるものの結構気に入って乗ってるわけです。もう少しお付き合いしたいので車検を通してから修理することにしましょう。


１１年も乗ってりゃ傷むだろ！という意見があるのは百も承知ですが、ドライブシャフトってそんなにヤワなパーツじゃないはずなんですけどね。特に耐久性を売りにしている日本車、しかも世界のトヨタさんですから。
高速走行中に抜けることはまずないとは思いますが、以前ウチの目の前でドライブシャフトが抜けて立ち往生した初期型ワゴンＲの救出を手伝ったこともあって、不安ですね。オイル・グリスを路上にぶちまけて、地面に落ちてたドライブシャフト、やっかいです。つっかえ棒のようになって全く動けなくなってましたからね。そうなる前に修理しないと。

おまけ
ＡＺＲ６０ってトヨタの偉大なる欠陥車、というような記述も見受けられます。確かに購入後、結構な回数のリコールを受けてます。でも気に入ればアバタもエクボで気にならなくなっちゃいますね。
もし、中古のノア・ヴォクシー（ＡＺＲ６０）を「安いから」という理由で購入される場合は、ドライブシャフト・ウォーターポンプは要チェック、リコールもしっかり改修されているかチェックしたほうが安心ですよ。
アイドリングが時々不安定になるのは直噴エンジンの宿命みたいなもんだそうです。極端な場合は別ですが、ウチのもディーラーでチェックしても異常なし、ということで帰ってきましたからね。