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2007年07月31日

タープの種類、色々あるけどどう違う?

管理人がキャンプを始めた頃、タープといえばウィングタープが多かったです。でも最近は一言でタープといってもバリエーションも多いし、商品の種類も多いです。
どれが自分のキャンプスタイルにピッタリくるのか、選ぶのが難しくなってます。そんなわけで、タープの基本知識みたいなもの、タイプ別の特徴などを書いてみようかと思います。

タープの種類を大雑把に分けるとウィング・ヘキサ・レクタ・スクリーン・カーサイドくらいになると思いますが、もっと大雑把に、ヘキサ(ウィング)・レクタ・スクリーン(カーサイド)に分けてみます。

現代のアウトドア用タープは、元々は天幕だけの簡易雨除けでした。防水性のある生地を屋根上に張って雨や日差しをしのぐためのものだったそうです。
今でもタープは雨除け・日差し除けとして使われますから、基本的な用途は変わりませんね。

今はそのタープの下で煮炊きをしたり、リビングとしてくつろいだりと用途が増えたわけで、キャンプに欠かせないものになってます。
一番シンプルなタープはヘキサ(ウィング)タープですね。

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Coleman(コールマン) ヘキサタープMDX 
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こんな感じのタープのことです。2本のポールで立ち上げて、張り綱を使ってシートを張ります。ウィングとヘキサの違いはシートの形状だけです。ウィングではひし形のシートを使って片側1箇所のグロメットから張り綱を伸ばすタイプが多いですが、ヘキサはより居住性をあげるために6角形(ヘキサゴン)のシートを使います。サイドは片側2箇所のロープポイントが付いてます。

特徴はパーツ点数が少なくて、シンプル。携帯性に優れてます。ポール2本とシート、ロープ、ペグだけです。慣れてしまえば簡単に設営できるので愛用者も多いですね。テントとの組み合わせや設置レイアウトのアレンジがしやすいです。
ウィングタープではポール周辺では屋根の面積が小さくて居住性が犠牲になっていましたが、ヘキサタープのシート形状なら有効スペースも広くなります。意外と耐風性も高いのはシート面積が少ないからですね。できるだけ風に耐えるように設営する場合は、サイドのウイングの角度をきつめにすることで耐風性は向上します、けど居住性は犠牲になります。。。。。。

前後がフルオープンなので、風通しがよくて、天候次第で快適リビングに。特にキッチンとして、BBQエリアとして使うにはオススメ。熱や臭いがこもりにくいし煙も抜けてくれますからね。
現在はウィングタープよりヘキサタープが主流になってますが、軽量コンパクトな物を必要とする人向けにウィングも生き残っています。

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モンベル(montbell) ミニタープ
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ソロキャンプやツーリングでも携帯できるコンパクトタープの代表?がこのモンベルのミニタープですね。ポールは別売りですが。ポールをのぞいた重量はわずか1.1kgです。
レクタタープ(レクタングラータープ)は長方形または四角形のシートに6本~8本くらいのポールを使って立ち上げるタープ。開放感と居住性のバランスが一番優れてるタープじゃないかと管理人は思います。4方向に遮る壁がないので風もよく通るし、シートの面積も最大限生かすことができますから。

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Coleman(コールマン) スクエアタープDX
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ちょっと大き目ながら、非常にベーシックなレクタタープ、コールマンのスクエアタープDX。シートの中央と各コーナーにポールを差し込む必要があるため、設営時間はヘキサに比べるとちょっと掛かります、が、気になるほどじゃないです。慣れれば速攻設営が可能です。
ポールの本数が増えるので、部品点数がヘキサに比べると多くなり収納性も若干劣ります。上のコールマンで重量は15kgくらいになっちゃいますね。もっと小さいレクタでもヘキサに比べると重くかさばります。
でもその分、居住性が高いので重さとはトレードオフといったところでしょう。ファミリーキャンプにはオススメです。
耐風性という点ではしっかりペグを打たないと危険です。シートの下からあおられると、面積が大きく風をはらみやすいという宿命がありますから。強風時にはサイドのポールを低くして横からの風を遮ったり、サイドのポールを外してシートの端を地面に近づけてロープで固定するなどの対策が必要です。もちろん、壁にするのは風上側で。風下側のシートを下げると、より大変なことになりますからね。
アレンジ次第で耐風性を向上させることもできるので、非常に使い勝手がいいです。4方向に遮る壁がないので、キッチンとして、BBQサイトとしてもオススメですね。臭いや熱・煙もこもりにくいです。
もちろん天気の良い日にはとっても快適なリビングスペースになりますよ。

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ロゴス(LOGOS) Qset TARP 300
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若干方向性は違いますが、4本足のタープということで自立式の簡単タープもありますね。設営は簡単です。屋根を組んだら足を伸ばして終了ですから。頑丈なスチール製が多く重いのと収納性はよくないですが、簡単設営は魅力ですね。


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Coleman(コールマン) アネックススクリーンタープ
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バリエーションが多くて色々なタイプがあるのがスクリーンタープ・スクリーンテントの類。構造を見てもレクタタープがベースになった物、ドームテントタイプ、ロッジテントタイプなどがあります。それぞれ設営時間や重さ、収納性が違いますが共通なのはサイドにメッシュのスクリーンパネルを装備している、ということ。
蚊やブヨ、蛾などから逃れられる点で、女性やお子さんと一緒のキャンプでは人気があるタイプです。虫が苦手な人も結構いますからね、害虫以外の虫からも逃げられます。
サイドをスクリーンで囲んでしまうので開放感という点では若干劣りますが、タープによってはサイドのメッシュを全て丸めて納めることができる物もあります。そうすれば4方向の開放感はかなり高くなります。
設営の簡単さでいうとドームテントベースが一番簡単でしょう。フロアのないテントといった感じです。ロッジテントベースは部品点数も多く、重く大きくなりがちです。その分居住性は高いですけどね。レクタベースの物は、レクタタープとほぼ同等の部品点数・設営時間です。

メッシュスクリーンに裏地や表地が付いていて、フルクローズ(全面を通常のパネル)にする事ができるタイプは、肌寒い時に風を遮ってくれるので便利です。また気温の低い季節にもスクリーンテントの中を暖めることができるので、快適なリビングにすることができます。
ただ、構造上、中の空気の循環が劣るのでキッチンにするのはあまりオススメしませんね。中に臭いがこもります。秋のキャンプでスクリーンテントの中でBBQをしましたが、タープの生地にスモーキーな香りが付きました。今もスモーキーです。
できればリビング専用にした方がいいと思います。また、フルクローズで暖房などをする場合は換気にも気をつけましょう。

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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) プレーナメッシュタープセット
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上のモデルはレクタタープがベースですね。

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小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) リビングシェルターIII
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上のモデルはロッジテントベースです。

耐風性という点では、ドームテントベース・ロッジテントベース・レクタタープベースの順に優れていると思いますが、製品のクォリティーにも左右されます。ポールの素材や太さが違うだけでもかなりの差になりますからね。
この仲間に入れちゃってもいいかな、というのがカーサイドタープ。

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ロゴス(LOGOS) カーサイドルーフ2422FR-Z(Naviソフト付)(難燃加工)
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背の高いミニバンや軽ワゴンなどにリビングスペースを作り出すタープです。フルクローズできる物もありますからね。デイキャンプなどではかなり使い勝手が良いですよ。ただし、設営してしまうと車が動かせなくなる物もあるので、よく考えて設営しましょう。

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Posted by あごひげあざらし at 18:57│Comments(0)テント&タープ
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