キャンプグッズのエトセトラ

言わなきゃイカン。。。。。父３４歳はず～っと考えていた。

ある土曜日の夜。家族で出かけた帰りの車の中で、少しジャブを打った。

父３４歳：「学生の頃は、バイクにテントを積んでツーリングに行ったなぁ」
長男：「テントって、キャンプなの？」
父３４歳：「うん。でもキャンプというより、野宿に近いかな。キャンプ場じゃないところに泊まったりしたからね。」
長男：「へぇ～、お父さんがそういう事してたのは始めて聞いたよ。」
父３４歳：「言わなかったけ？北海道、四国、九州、東北は行ったな。後は山陰や北陸に行けば日本制覇だったよ。卒業したら時間がなくなって行かれなくなっちゃったけど。」
長女：「野宿じゃイヤ。私はちゃんとしたところが良い！」
父３４歳：（母３２歳ににてるなぁ～。。。。。）：「今なら、お風呂も炊事場もあるキャンプ場が多いから良いけど、昔は無かったんだよ（ウソ。結構あったよ～ん）」
長女：「お風呂は絶対必要だね。」
母３２歳：「私はホテルか旅館で、料理も出て、露天風呂があって、っていうのが好きだなぁ。」
父３４歳：（余計なことを言うなよぉ～）「そういうところに行ったら、どこのホテルもあまり変わらないじゃん。それにキャンプに行ったら、お母さんには料理はさせないよ。俺がやる！」
母３２歳：「料理できたっけ？」
父３４歳：「俺の料理は、屋外料理だから台所ではやらないの。」

てぇ～な会話をしつつ、夕食のときを待った。
実はこの２日前、友人Ｆさんからお手製のマスの燻製を送ってもらっていたのだ。
彼は、お外の料理番といわれるくらいマメな人。ダッチオーブンも使いこなすお外の鉄人。

その燻製を出しながら、
父３４歳：「これはＦさんの作った燻製。美味しいぞぉ～。食べてみな。」
長男、長女はもちろん母３２歳も口へ運ぶ。
母３２歳：「うん、しょっぱすぎなくて香ばしいね。固くないし。」
父３４歳：「そうでしょ？温燻じゃなくて、冷燻っていうんだ。日持ちはしないけど美味しいでしょ。川魚っぽくないよね。」
長男：「お父さんも作れるの？」
父３４歳：「Ｆさんほどは上手くできないけど、結婚前は作ってたよ（自分で最初から最後まで燻製作りをしたことは。。。。。。ない）。」
長男：「じゃ、今度作ってよ。」

待ってたよ、その言葉。我が息子、そくぞ言った！
父３４歳：「作りたいけど、ウチの台所じゃ煙や臭いがこもるし、火事と間違われたくないしね。そういう場所に行ったらやりたいね。」
長男：「どういうところでやるの？」
父３４歳：「キャンプ場なんかでやれば、苦情もこないし臭いも関係ないね。」
長女：「じゃ、キャンプに行くの？」
父３４歳、母３２歳の顔を見つつ、
「行きたいねぇ～。」
母３２歳：「じゃ、行く？キャンプは得意なんでしょ、お父さん。」

父３４歳：「えっ？」
なぜかあっさり、行くことを認める母３２歳。。。。。

不思議な感じがするものの
父３４歳：「じゃぁ、今度水戸に行くときにキャンプができるように、Ｆさんに話しておこう。」

その日の夜、母３２歳が言った。
「最初から行くつもりだったでしょ、キャンプ。」
父３４歳：「ん？」
母３２歳：「だってここんところ、そういうホームページばっかり見てたでしょ？」

あ～、自宅のパソコンは母３２歳も使う。履歴を残していたようで。。。。。。
母３２歳：「いつか言い出すだろうな、って思ってたんだ。いいよ、行っても。
ただし、虫が多いところはいや！クモとかムカデとか出てきたら帰るわよ！」
（母３２歳よ、ムカデは大丈夫かもしれんが、クモは無理だよ、普通にいるもん。。。。。）

とにかく、キャンプにいけることになった。
燻製作りを勉強しなきゃ！！